2010年04月01日

ユトランド半島西海岸のサマーハウス周辺Thy(テュ)散歩

イースター休暇(påskeferie)。
デンマーク北西部の海岸近くにあるサマーハウスで、食べては散歩の生活がスタートしました!

この周辺、散歩には最適。ぐるりと大回りをすると約1時間半〜2時間のお散歩ができます☆

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散歩道は平らであまり大きな木などなく、ところどころに砂丘があります。

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そして、そんな道をひたすら歩いていくと、突然視界に海が開けます。とても静かで平和な風景。

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でも、のどかな海沿いを歩いていると、ところどころに歴史の影が落とされているんです。

歩いていると、時々こんなものに遭遇します。

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これ、何だと思いますか?

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じつは、これはナチスドイツが第2次世界大戦でデンマークを占領した際にナチスによってつくられた掩蔽壕(えんぺいごう)。デンマーク全体に合計約8000個あって、そのうち少なくとも7000個は西海岸にあります。

当時、それぞれの掩蔽壕には約10人のナチス兵が住んでいたそうです。10人...。中に入ってみると、けっこう狭いのですが...。今では当時のものはすべて中から出されて、空っぽのコンクリートの箱という感じです。

現在、掩蔽壕の多くは砂の下に隠れていて、大きな波や嵐が来た際にのみ顔を出します。ただ、この西海岸のビーチには人びとがその歴史を思い出すためにそのまま置かれているのだそうです。

参照
http://goscandinavia.about.com/od/denmar1/qt/bunkersdenmark.htm

さらに、海沿いを歩いていくと漁のための船が並んでいます。

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海岸から垂直に伸びている防波堤。これもドイツによって建設されたそうです。

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左側からかなり強い波。バーンッと大きな音としぶきが上がります。

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防波堤の先端まで行ったのですが、すごい勢いで波が打ち上がるので、怖いうえにビッショリ濡れちゃいます。なので、先端にちょこっと立って、すぐに引き返して来ました。そこにいた他の方も「ギャー!すご〜い!」などと叫んでスリルを楽しんだのはつかの間。すぐに引き返していました。とくに波が強いときは、けっこう危ないと思います。

...デンマークのユトランド半島西海岸。今ではデンマーク人はもちろんですが、多くのドイツ人が休暇で訪れます。彼のご両親のサマーハウスもドイツ人にレンタルすることが多いそうです。西海岸に残されている第2次世界大戦の影。訪れるドイツ人の方はどんなことを思うのでしょう...?

ちょっぴり物思いに耽って、海岸からサマーハウスへの帰り道...。

道にはサマーハウスが並んでいます。デザインが彼のご両親のサマーハウスと異なるのは、少し場所が離れているせいでしょうか。きっと、この場所にはこの場所の規格があるのだと思います。

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デンマークの国旗を飾っている家もありました。
これは、家の誰かの誕生日を祝っているマークなのだそうです☆誕生日にデンマーク国旗。やっぱりデンマーク人はデンマークを愛しているんですね^^

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そして、長〜い散歩を終えてサマーハウスへ到着☆

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いっぱい食べたランチもどこへやら。ぐったり疲れて、お腹はすっかりおやつを食べる準備ができててティータイムへ^^♪



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2010年03月14日

ローゼンボー離宮(Rosenborg Slot)

コペンハーゲンの街の中心からすぐ近く。
ローゼンボー公園(Rosenborg Have)があります。

ローゼンボー公園は、広〜いのんびりした公園。

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そのなかに、ローゼンボー離宮(Rosenborg Slot)が佇んでいます。

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ローゼンボー離宮は、1605〜1634年にかけて建てられたオランダ・ルネッサンス様式の離宮で、大半がクリスチャン4世(Christian IV )によって設計されました。

クリスチャン4世は、デンマークの歴史上もっとも華やかで愛されている王の1人。さまざまな文化に興味をもち、とくに建築には熱心に取り組みました。クリスチャン4世が統治していた時代、いくつもの重要建造物と新しい町が彼によってつくられたそうです。

参照 ローゼンボー離宮ホームページ
http://www.rosenborgslot.dk/

こちらは、お堀の外から内への入り口です。

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チケット代とは別に、追加料金を払えば写真撮影OKとのことだったので、カメラを持参して中に入りました☆

ローゼンボー離宮は、1710年までは代々の王に愛用され、それ以降は公式行事の場所として、また宝物を保管する場所として使用されてきました。博物館としても長い伝統をもっていて、「1838年」にはすでに王家の宝物を一般公開していたそうです。

中に入ると、さすが!王室のものって感じです。

こちらは、王の玉座と王妃の座。

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陶器のキャビネットには、ロイヤルコペンハーゲンのフローラダニカがずらっと並んでいます。

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「フローラダニカ(Flora Danica) 」は、「デンマークの花」を意味しています。もともと、王室がロシアの女帝エカテリーナ2世への贈り物として、17世紀のデンマークの植物図鑑の下絵を描いたアーティストJ・Cバイエル(Johann Christoph Bayer)にすべての植物を描くように依頼したもの。彼は食器に植物を描き続け、12年間でその視力を失ってしまったそうです。その後、エカテリーナ2世の死により製作が中止され、1802点の完成品が残されました。盗難・損壊などで、現在では約1530点が残されているそうです。

参照 フローダニカについて(日本語)
http://www.royalcopenhagen.co.jp/goods/flora-danica/index.html

さらに、こんな食器の陳列棚もありました。
掃除がしにくそうですが、贅沢感たっぷりです。

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また、地下には宝物殿があり、数々の財宝や刀剣などが展示されていました。
こちらは、銃に刀剣。弓矢に似たものもあります。

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王が所有していたものだけあって、繊細な細工が施されています。
銃の引き金の付近。よく見ると、模様にはちょっと面白い(変な?)ものもあります。笑。

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こちらも豪華。盾と矛。

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そして、宝物殿の1番奥にあるのがコチラ!
クリスチャン4世の王冠と、クリスチャン5世〜8世の王冠と王妃の冠。

クリスチャン4世の王冠は、「絶対王政の前」のもので、頭部が開いたデザインになっています。

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こちらのクリスチャン5世〜8世の王冠と王妃の王冠は、絶対王政に移行してからの王冠。頭部が閉じられています。

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頭部が閉じられているのは、国王に絶対王権を握る「絶対王政」を物語っているとか...。デザインって見た目の良さだけじゃなくて、そこにはちゃんと意味や意図が反映されているのですね。面白いです^^

ぐるっとローゼンボー離宮を見学した後、はぁ〜っと一呼吸。
思っていた以上に充実していて驚きました。デンマークって、特別な贅沢をしないイメージだったのですが、やっぱり王室はちょっと違うみたいです。

このローゼンボー離宮、「デンマーク王国(Kongeriget Danmark)」を感じるのに、とっても良い空間でした☆そして、何より。誰でも入れる広々とした公園に囲まれているのがステキです^^♪


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カステレット要塞(Kastellet)

14日の日曜日、天気が良かったので、母とカステレット要塞(Kastellet)周辺を散歩しました☆

カステレット要塞は、上から見ると星の形をしています。
これは上から見た写真。はっきりした星型になってます。(この写真はネットで発見しました!)

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カステレット要塞は、コペンハーゲン港の入口を防御する目的で建設されました。もともと1626年に当時の王クリスチャン4世(Christian W)が計画した要塞なのですが、その当時は経済的な問題で実現されず。その後、後継のフレデリク3世(Frederik V)が建設を再開して1662年に完成したそうです。

今では、緑が美しい公園になっていて、とくに春〜夏は散歩やジョギングをする場所としてコペンハーゲンの人びとに愛されています。

まずはお堀の周りを歩いたのですが、美しい散歩道です。
雲間から差し込む太陽の光が、木の枝の影をくっきり映しています。

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でも、まだ春にはなりきれていない感じ。
2羽の鳥が凍っているお堀の上をお散歩してます。ちょっとかわいらしいです。

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お堀の周りを半周したところで、橋でお堀を渡って、カステレット要塞のなかに入って行きました。

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さらに、カステレット要塞内の丘を上ると、目の前に気持ちの良い風景が広がります。

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要塞らしく、ところどころに大砲が置かれています。以前は、この丘から、海を眺めて、敵の侵入を防いでいたのだなぁ...。また、要塞らしく、軍服を着た男性が繰り返し歩いています。

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ただ、それ以外は、本当に平和でのどかな光景。
丘の上から、海の向こう側に並んでいるたくさんの風車が見えます。

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ジョギングをする人たちもたくさん。けっこう、ここでジョギングする方は多いそうです。丘から景色を見下ろせて、海に近いので風もあって、ジョギングコースには最適なんでしょうね^^

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そして、丘から海とは反対側(要塞の内側)を見ると、こんな建物があります。軍隊に関連した建物なのでしょうが、佇まいはとてもかわいらしいです。建物の後ろ側には、旧式の風車が見えます☆

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また、要塞を出るところには、ちょうど聖アルバニ教会が見えます。美しい教会なのですが、鳴っていた鐘はなぜかとても音痴でした。今まで、あんまり音痴な鐘って聞いたことなかったですが...。笑。

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とてものどかなカステレット要塞。きっと、これから夏にかけて、お散歩をしたり、日光浴をしたり、ジョギングをしたり、ピクニックをしたり、コペンハーゲンの人たちは自然に囲まれたこの美しい公園で太陽を楽しむのだろうなぁ...。

うーん。本当に温かい春、今からすご〜く待ち遠しいです☆


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2010年03月12日

アメリエンボー宮殿(Amalienborg slot)

3月11日、母が日本からやって来ました^^☆
久しぶり(?)の再会、久しぶりの日本語、不思議な感じでした。来てくれてありがと〜!

12日金曜日、午前中には学校に行ったのですが、その後はしばし完全なる観光客気分に♪母とコペンハーゲンの街をグルグル回りました!

まず、向かったのは、アメリエンボー宮殿(Amalienborg slot)。
正午に衛兵の交替式があって、多くの観光客が観に訪れる場所です。

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時間はかなりギリギリだったのですが...おっ!いました!

赤いボックスの前に衛兵が立ってます。

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黒い毛皮の帽子をもさっとかぶった衛兵たちが整列しています。

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行進し始めました!背が高いうえに、大きな毛皮の帽子をかぶっているので、けっこう迫力あります☆

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でも、さすがリラックスモードのデンマーク。衛兵たちもシャキッシャキッと鋭い動きとは言えない感じ。頑張ってはいらっしゃるのでしょうが、整列のときにちょっと乱れがあったり、頭が揺れていたり...人間味があります。笑。


ところで、私はアメリエンボー宮殿に行かなくても、日常的に衛兵たちを見ているんです☆というのも、私が1時頃に学校(studieskolen)で発音のクラスが終わって外に出ると、しょっちゅう衛兵の音楽隊が演奏しながら学校のすぐ近くを行進しているのです。

こんな感じで...

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コペンハーゲンの人たちは衛兵を見慣れているようで、そんなに騒がないのですが、私はまだ見るたびに盛り上がっちゃいます。この日はたまたまカメラを持ってたので、さっと撮りました。まぁ、あまりにもコペンハーゲンの人たちは普通に気にしてない感じなので、カメラを構えるのはちょっと恥ずかしかったのですが...。

でも、街のなかを衛兵の音楽隊が行進してるってオシャレですよね!?
「デンマーク王国(Kongeriget Danmark)」を感じる瞬間です☆





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2010年03月05日

自転車の街コペンハーゲン

やっと実現しました!写真が揃ったので、ず〜っと書きたかった「コペンハーゲンの自転車事情」について紹介させていただきます☆

ご存知の方も多いと思いますが、コペンハーゲンは「自転車の街」。バスやメトロもありますが、自転車はかなりポピュラーな交通手段です。じつはデンマーク語学校に通い始めた1月、デンマーク語よりも何よりも「自転車」についてよく学びました。

コペンハーゲンで自転車は1つの必需品。私のデンマーク行きが決定して、まず彼がしてくれたことも、私用の自転車購入でした。と言っても、新品は高いですし、デンマーク人は背が高くて足が長いので、結局「12歳の女の子」が使っていた自転車を中古で購入したのですが...。

たくさんの人がハイスピードで自転車に乗るコペンハーゲン。安全のためにいくつかの基本ルールがあります。

ここで基本ルール紹介☆

たとえば。

コペンハーゲンの街には、車道、歩道のほかに、「自転車道」があります。自転車マークがついているところが自転車道。

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自転車道は一方通行なので「車道の右側にある自転車道」を走らなければなりません。

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ただし、ところどころ自転車道がない場合もあるので、その場合は「車道」を走ります。

また、自転車には自転車用の信号があります。この信号を守って安全運転をしなければなりません。自転車マークがついている小さな信号、ちょっとかわいいです☆

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ただし、自転車用の信号がない場合もあるので、その場合は、歩行者用の信号を見たり、自動車用の信号を見て走ります。

また「自転車道のなかでも右側」を走るのが原則。前にいる自転車を追い抜く場合やハイスピードで走る場合のみ「自転車道の左側」を走ります。図にするとこんな感じ。ちょっと見苦しいですが失礼...。中央から自動車道、自転車道、歩道です。

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こんな風なので、タクシーやバスからお客さんが降りるのは自転車道。自転車に乗っていて、前でタクシーやバスが停止した場合、しっかり止まらなければなりません。

そのほか、右に曲がるときは右手で右方向を指す、左に曲がるときは左手で左方向を指す、止まるときは片手を真っ直ぐ上げる、暗くなったら自転車の前後にライトをつける、などの基本ルールがあります。ハイスピードで走る人が多いので、このルールを厳守しないとかなり危険です。

というわけで、ルールに注意しながら、ほかの自転車を気にしながら、意識を集中させて自転車に乗るので、コペンハーゲンでは自転車を「運転する」感覚。また、自転車道のなかで車線を変えてほかの人を追い抜いたり、追い抜かれたりするので、ちょっとした「競輪」に参加してる気分にもなります。

とくに朝は緊張します。たくさんの人が自転車通学・通勤をしているので、朝は自転車ラッシュ。これ、通学時の信号待ちのときに撮った写真です。

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こちらは歩道から自転車道を撮った写真。

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信号が青になった途端、みんながいっせいに走り出します。
前や後ろにカゴがついている自転車には、よく小さな子どもが乗っています。

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だいぶ慣れてきた自転車通学。
それでも1〜2月は雪に悩まされました。雪が降っても学校には自転車で通い続けたのですが、雪道の自転車はかなり危険。薄い雪の上でも自転車がガタガタッと揺れて、思わぬ方向に滑ることがあります。

雪が降ると、自転車道はこんな感じになります。

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拡大すると...

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この冬、私は雪道で3回転倒...。幸いケガはせずに済みましたが、危険を身に浸みて感じたので、自転車に乗るときはヘルメットを着用することを決意。

自転車にヘルメット。日本ではダサいとか思ってたのですが、コペンハーゲンではそんなことは言ってられない必需品です。今では雪も溶けてすっかり走りやすくなったのですが、ヘルメットなしでは落ち着かないので愛用中です☆

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