2011年05月07日

雑音のない世界 〜ユトランド半島北西部の散歩道〜

4月20日〜25日。イースター休暇でユトランド半島北西部のサマーハウスに行って来ました!

出発前にちょっとしたエピソードが...。最近私は思いっきりネットに依存しているので(←多くの日本人が携帯に依存しているのと同じくらいの依存度だと思います)、出発直前に夫に「サマーハウスではネットが使えないよ!」と言われて大ショックを受けました。それで、泣きそうになりながら、最低限のすべきことを急いで終わらせて、ドタバタと出発したのです。

その後、車で約5時間ドライブ。5日間ネットが使えないかと思うと、少々不安に...。でも、同時にとても解放された気持ちになりました。開き直ったというか。そして、ドライブの途中でマクドナルドに立ち寄り、久しぶりのジャンクフードの味に感激してみたり。笑。なかなか楽しい旅の始まりになりました☆

それから5日間。自然に囲まれるなかで、散歩を楽しみ、食事を楽しみ、とってもシンプルな生活を送りました。すると、不思議なことに、時間が間延びし、時と時の間に横たわる甘い果実のようなものを味わえた気がしました。

こちらは、サマーハウスからの散歩道。所要時間は約2時間です。
ぜひ写真をクリックして拡大写真を見てみてください。

散歩道の始まり
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沼地のようなところ
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ユトランド半島北西部には砂丘がたくさんあり、そこを歩いて海へ向かいます。
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そして、ひたすら海沿いを歩きます。見えるのは、砂丘の断面。
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海を眺めていると、こんなに美しい海が多くの人びとの命を奪ったという事実が信じられなくなります。
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自然を眺めながら散歩をしていると、日常の雑音が消えます。そうすると、普段は細々したことに追われていて考えられないような「大きなこと」を考え始めます。これからデンマークでどんな生活をしていきたいか?そのためには今年〜来年にはこんなことをしたいなぁ...などなど。

携帯もインターネットもないところ。日常から切り離された、雑音のない場所。そういうところで過ごす時間というのは、人生において最も大切な時間なのかもしれません。今までの自分を振り返り、自分はここまで来たんだな、と自分の立ち居地を確認する。そして、「過去」と「未来」の間に立つ「今の自分」を思う。自分は何をしたいんだろう?どんな人生を送りたいんだろう?ここにいる私は何をすることができるんだろう?...

毎日忙しく過ごしていると、何かをしているようで、見えなくなってしまうものがあります。このイースター休暇の5日間、「何もしていなかった」けれど、とても有意義な時間を過ごせました。そして、時には無理をしてでも「日常から切り離された時間」をつくることがとても大切なことのように感じられました。

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2011年04月18日

コミューン主催、新規入居者のウェルカムパーティー

4月12日(火)、フレデリクスベア・コミューン(Frederiksberg Kommune)が開いたイベントに行って来ました!イベント名は"hyggelig aften på rådhuset"(市庁舎でのヒュゲリな夜)。ヒュゲリとは居心地が良いという意味。ま。要はフレデリクスベアに引っ越して来た人へのウェルカムパーティーです☆

フレデリクスベアは地図上はコペンハーゲン市内に位置しています。お洒落で素敵なストリートのほか、公園や高級住宅地などがあり、便利ながら品があって落ち着いた雰囲気の地域です。私たちは11月にフレデリクスベアに引っ越して来て、もう約半年間ここに住んでいます。なので、招待状が届いたとき「今更ウェルカムパーティー!?」という感じもしましたが、せっかくなので参加してみました!

場所はフレデリクスベア市庁舎内。中央にスクリーンが設置されていました。プログラムは市長の挨拶から始まり、市長の話にあわせて、フレデリクスベアのさまざまな写真がスクリーンに映し出されました。
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市長挨拶の後、学生による楽器演奏が続きました。そして、その後がメイン!食べ物やドリンクのバイキングや、コミューンに関する展示会場がオープン。ビールやワインも無料でおかわりし放題だったので、いつも税金を払っている夫などは「今日こそは税金の恩恵を受けるぞ〜」と、たっぷり飲んでいました。笑。食べ物も、デンマーク料理フリカデラやサンドイッチのほか、マフィンなどのデザートがあって充実していました。

会場の様子
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ちょうど最近、デンマークの社会・文化について学ぶコース(←無料)に週1回で行き始めたのですが、そこのイタリア人のクラスメートも彼女と一緒に来ていたので、飲みながら色々話していました。そうこうしているうちに、ピーター・べッリ(Peter Belli)のコンサートがスタート。夫いわく、彼はその昔大ヒットして、今でもデンマークでは有名な方なのだそう。今は陽気なおじいちゃん(?)みたいな感じでしたが。笑。

ほろ酔いになりつつ、まさに"hyggelig aften"居心地の良い楽しい夜を楽しみました。が、長い1日に疲れてしまい、全プログラムが終了する前に帰ることに...。

あとでプログラムを見て気が付いたのですが、どうやら最後まで残っていれば、フレデリクスベア市庁舎の塔が開き、夜景を見ることができたみたいです。先に帰ってしまって、残念!市庁舎から見下ろす夜景...見てみたかったです(> <)

それにしても、こうやって市庁舎が新規入居者のためにイベントを開いてくれるというのは素敵なこと。このウェルカムパーティーに参加して、「あぁ。私はフレデリクスベア・コミューンの住人になったんだなぁ。」って実感しました。この時代に、無料のビール、ワイン、食べ物、コンサート...なかなか太っ腹なフレデリクスベア・コミューンです^^♪

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2011年04月08日

雨の日のファッション

さてさて。最近、コペンハーゲンも温かくなってきました!
過ごしやすくなってきて嬉しい反面、雪は雨に変わり、雨天対策も必要になってきました。

チャリ通に慣れてきて「あぁ。私もすっかりコペンハーゲナー(コペンハーゲン人)になったなぁ」と思っていた昨年の春のこと。自転車に乗っていたら大雨が降って、全身びしょ濡れになりました。そして、周囲を見渡すと...みんな全身レインコートに長靴という完全装備で自転車を漕いでいるではないですか!そのとき「私はまだコペンハーゲナーになれてなかった!」と気がつき、大ショックを受けました。

そして、日本に帰ったとき、コペンハーゲナーの仲間入りを果たすために、全身レインコートと長靴を購入したんです。全身レインコートというのは、日本ではあまり見かけないですが、防水加工の優れた薄くて軽いスキーウェアのようなイメージ。最近、それが非常に役立っていて、やっと私もコペンハーゲナーの仲間入り!?をした気分で、雨にも負けず、風にも負けず、毎日チャリ通を強行してます。

雨の日の通学服。日本的に言えば、ダサい...!?
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「なりふり構わず」という言葉がピッタリでしょうか。笑。足が短い私の自転車は、12歳の子からの御下がりだし...。東京ではあり得ない感じのファッションです。でも、ここでは毎日オシャレとか言ってられません!

ちなみに、バッグは...別に気に入ってこれを使ってるわけじゃないのです。テキストが入る大きさで、雨に塗れてもOKなバッグはこれしかなくて...。
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雨が降ると、学校にも全身レインコートと長靴で来る人がいっぱい。そんな日は、みんな授業開始前に隅の方でレインコート(上下両方)を脱ぎ、終了後にレインコートに着替えます。なかなかコペンハーゲンらしい面白い光景です。

また、注意すべきは、デンマークの天気は変わりやすいということ。1日の間に晴れたり、曇ったり、雨が降ったり、なんとも変わりやすいのです。天気予報もだいたいの目安に過ぎず、当てになりません。なので、最近、私は雨が降ってなくても、毎日レインコートのジャケットを着て、レインコートのズボンを折りたたんでバッグに入れて、長靴を履いて学校に通ってます。それで快晴になると、ちょっとバカっぽいのですが...。

今度、日本に帰ったときに、日本のオシャレについていけるかどうか心配です...。
もともとちょっとしかしてなかったメイクも、デンマークではさらにしなくなってきちゃったし...。

ま。デンマーク語はさておき、こんな感じでファッションだけはデンマークに馴染んできていま〜す!

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2011年03月08日

移住者のための就職ガイダンス

本日、新規移住者のための就職ガイダンスに行って来ました!コミューン(市)が無料で提供してくれるプログラムで、全部で4回(週1回、4週間)です。デンマーク語と英語の両方で行われているのですが、せっかくなのでデンマーク語の方に出席しました。

初回。期待していなかっただけに...蓋を開けてビックリ!その充実ぶりに驚きました。

まず、ガイダンスの内容以外で驚いたことは...

1、出席者は数名だったのに、日本人が1名いた!
2、部屋やその周辺の空間がとても綺麗だった。
3、1人1本、ペットボトルの水が用意されていた。
4、部屋の外にはコーヒー・お茶(お茶はかなりたくさんの種類!)が置いてあり、飲み放題だった。
5、ガイダンスの資料がとても綺麗で、充実していた。
6、アドバイザー(ガイダンスをしてくれた人)がとても経験豊かで、話がとても面白かった。

全体の雰囲気から「ウェルカム!」と歓迎されているような気がしました。

そして、ガイダンスを聞いて、驚いたこと・興味深かったことは...

1、外国で取得した学位をデンマークで正式に認めてもらうためには、特別な手続きが必要。手続きは無料だが、数ヶ月かかる。(必要な書類が欠けていて、自国に問い合わせて入手などをしていると、余計に時間がかかる。)
2、経済危機のため、職が激減している。たとえば、2007年3月にはネットに約32200の求人があったが、現在2011年3月には約13600。つまり、求人数は約42%になってしまっている。
3、その背景の1つは、企業が(給料の高い)デンマークに魅力を感じなくなったこと。多くのデンマーク企業が、より安い労働力を求めて、海外に進出するようになった。
4、デンマークはコネ社会!就職の約70%はコネによる就職で、ネットや新聞の求人から就職するのは約30%のみである。
5、デンマークでは、転職をポジティブに捉える。転職して新しいことに挑戦することを良しと考えるので、同じ職に5年以上就いているのは「恥ずかしいこと」である。

皆さん、いかがでしょう??デンマークという国の意外な面が浮かび上がってきませんでしたか?

とくに、個人的には5番が面白かったです。同じ職に5年以上就いていることは「恥ずかしいこと」だなんて...。所変われば、人変わる。人変われば、考え方も変わるのですね。日本人は「石の上にも3年」と言うように、「忍耐」を尊び、「転職を繰り返すよりも、1つの職場で長年働く方が良い」と考えますよね?一方、デンマークでは、「そんなに長く同じ職場にいるなんて...。新しい職場を探したらどうなの!?」と突っ込みが入るのだそうで...。

日本で常識となっている価値観も、海外に出ると天地がひっくり返ったように違います。「え!?何が正しいの!?」と一瞬混乱してしまいますが...きっと、「正しい考え方」なんて無いんだと思います。結局、その環境のなかで、置かれた状況のなかで「自分は何を大切にするか」「自分が何を信じるのか」ということに尽きる気がします。

あと...面白かったのは、このベテラン・アドバイザーが「ネットワークの大切さ」をひたすら強調していたこと。「とにかく人に出会いなさい!家族の輪・友達の輪を広げなさい!イベント・ボランティア・趣味のサークルに参加して、知り合いを増やしなさい!そして、そのネットワークを使いなさい!デンマークの就職はコネ・コネ・コネだから!」と...。

先進国にしては...「!?」という印象です。

でも、やはり「他人=謎な人物」なわけで、そんな人がいきなり「就職したい」と履歴書を渡してきても、半信半疑になる気持ちはわからなくもありません。しかも、その「謎な人物=外国人」だと、さらにミステリーが深まってしまいます。なので、人による紹介が大きな決め手になるのも頷けます。

というわけで。

興味深い話を聞いていたら、あっという間に3時間のガイダンスが終わってしまいました!

次回は、また来週の月曜日。今度はどんな話やアドバイスが聞けるのか...楽しみです^^♪

(日本の皆様へお知らせ)
雑誌ディスカバージャパン(3月6日発売)の4ページ目に、私が担当した小さな記事が掲載されてるはずです。(自分で確認できてないので、不確かな情報で申し訳ないですが...。)ま。気が向いたら、見てみてください☆もし掲載されてなかったら、ごめんなさい(> <)

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2011年02月15日

感激!電動昇降式デスク購入!

場面1
夫「その座り方、身体に悪いよ。どうにかならないの?もっと椅子を高くしたら?」
私「でも、座るときは、足を床につけたいんだよね...。」

場面2
夫のお母さん「なんか辛そうな姿勢でパソコン使ってるわね。テーブルに埋もれてる感じだわ。もっと高い椅子もって来ようか?」
私「いやいや。大丈夫です!この椅子でも足がギリギリつく程度なので、これ以上高い椅子には座れないです〜。」

デンマークに来て以来、こんな会話が何度あったことか。デンマーク人に比べて背が低い私には、机・テーブル・椅子...すべての家具が「高すぎる」のです!食事をするときにも、普通に椅子に座ると、足が床にぎりぎり届く程度。デスク用の椅子は高さ調節可能ですが、なにせデスクが高いので、それに合わせて椅子を高くすると、足が床に届きません。で、足を床につけるために椅子を低くすると、端から見て、私がデスクに埋もれているように見えるらしいのです...。

そして、ついに。

夫「新しいデスクを買いに行こう!そんな座り方してたら、身体がおかしくなっちゃうよ。デンマークの職場では、みんな電動で高さを調節できるデスクを使ってるんだ。だから、きっと中古でいいのが手に入るよ!」

というわけで、昨日、電動昇降式のデスクを購入しに出かけました。夫がネットで調べた場所に行ってみると、巨大な倉庫に到着。寒い倉庫内は、オフィスで使われていたデスクや椅子で埋め尽くされていました。

夫「よし!さがそう!」
私「え!?この中から?」

というわけで、巨大倉庫内を歩き回って、お気に入りデスクを選定することに...。そして、ビックリしたのが、無数のワークデスクのなかに、「電動昇降式ではないデスク」が見当たらないのです。つまり、日本の普通の職場で使っているようなデスクがどこにもないのです。

デンマークでは、被雇用者の健康を守るために、ほとんどの職場で電動昇降式のワークデスクを導入しています。デンマークでは、「1日中座って働くのは健康に悪い。気が向いたときに、立ったり座ったりしながら働けるように、電動昇降式デスクを用いたほうがいい。」と考えられているのです。もし職場に電動昇降式のワークデスクが無くても、被雇用者が「電動昇降式のデスクを導入してほしい」とお願いすれば、導入してもらえます。経営者は、被雇用者による電動昇降式デスク導入依頼を断ることはできません。このあたりにも、日本とデンマークの「労働環境に対する考え方」の違いが垣間見られます。

さて。話は戻り。

倉庫内をグルグル見て、1台気に入ったデスクを選定!その場で購入して、翌日アパートまで運んで来てくれることになりました!

そして、今朝。身体の大きな2人の男性がデスクをアパートに入れてくれました。2人によれば、なんと購入したデスクは、もともと某銀行のディレクターが使っていたデスクだったようです!夫いわく、普通に購入すると20〜25万円するようなデスクらしいです。でも、中古品なので、配送費も含めて、約5万で購入できてしまいました☆

これ!この写真では、夫が立ってちょうどいい高さになってます。
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その高さのまま、パソコンや電動式の部分を調整...
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そして、無事にセット完了!
デスクの端っこにあるスイッチを押すと、電動で高さが変わり...ちょうど1番低くしたところで、私が無理なく座れました^^♪
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感想はというと...最高です!!!

デスクって勉強や仕事の「やる気」をすごく左右しますよね...?少なくとも、私の場合はそうなんです。気持ち良く使えるデスクがないと、だらけてしまったり、勉強や仕事をする気にならなかったり...。なので、大きなデスクが来て、大感激!しかも、デスクに埋もれたような格好にならずに、床に足をつけて座れる!腰が疲れたら、立って作業ができる!...電動昇降式デスク、今日人生で初めて使い始めましたが、本当に最高です!!!

日本には腰痛の人がたくさんいるので、ぜひぜひ職場に電動式昇降デスクを導入してもらいたいです(> <)もちろん、自宅でも!たかがデスクといえばそれまでですが、毎日長時間にわたって使うので、デスクの影響を侮ってはいけない!と身をもって思いました。

このブログも、前半部分は座りながら、後半部分は立ちながら書いてみました!ラクちんです^^☆


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